わたしも含めて40代、50代会社員ってこの先の人生、不安がいっぱいですよね。
このくらいの年齢になってくると、管理職や重要ポストでバリバリと仕事をこなしている方って多くいらっしゃると思います。けれど、これから10年先も同じようには働けるでしょうか?
中には、経営陣に加わり50代、60代も十分に会社生活をおくることができる方もいるかもしれませんがごく少数ですよね。大多数の方は役職定年になり、今までのように自分自身が裁量を持ってできる仕事が減り、給与が下がり、そして定年へというだいたいの道筋がみえてきます。また定年後も年金だけではゆとりのある暮らしは難しい状況です。
わたしもこんな風に漠然とした不安を抱えながらも、「まぁ目の前の仕事をバリバリこなせば人生なんとかなるやろ」、正直に勤勉に働いていれば神様が何とかしてくれる(*^。^*)
ととりあえず思考停止で頑張っていました(今もですが)
完全に逃避ですよね。。
それでも、徐々に正面から受け止めようと考えるようになってきました。自分自身に何かスキルを持ちたい。そのスキルで定年後も働けるようになりたい。そう思うようになりました。
でも、どんなスキルを身に付けるべきなのだろう?と思いますよね。
私たちには今までの業界の知識と経験は山ほどあるじゃないですか。この宝の山を活用しない手はないですよね。この宝の山を活かせるスキルとして提案したいのが
「Python(パイソン)によるAI、機械学習スキル」です。
おいおい、いきなりAI、機械学習ってハードルめちゃ高すぎだろー!と突っ込みが聞こえてきそうですが、大丈夫です。ハードルが高そうに見えるから逆に言うと競争相手が少なく戦いやすいんです。さらにAI、機械学習は現状では声高に叫ばれていますが、産業界ではまだまだAI、機械学習を活用する事例はまだまだ少ないのが現状です。従ってこれからも十分に成長する分野といえます。
でも、どうやって身に付けるの?
大丈夫です、私もプログラムとは全く無縁の世界で生きてきた私でも、独学を中心とした学習でおおよそ2年程度で習得することができました。今では社内でDXやAIに関する業務のマネジメントをするまでになりました。ただ、AI、機械学習は日進月歩ですので当然これからも学習し続けます。
本サイトでは、40代、50代の普通のサラリーマンがPythonのAI、機械学習を習得するための具体的なおすすめの学習方法などを経験と独自調査から最短で学習、習得できる方法についてご紹介していきます。
Python(パイソン)とは?
Pythonとはプログラミング言語のひとつです。1991年にオランダ人のロッサムさんという方によって開発された比較的新しい言語で今までの言語に比べて、シンプルでコードの理解がしやすいというのが特徴です。近年ではAI、機械学習というワードを聞かない事がないくらいですが、PythonはAI,機械学習プログラムに特化している部分が多くあるためAI、機械学習といえばPythonといわれています。
なぜ、40,50代が学習するならPythonなのか?
既に業界の酸いも甘いも熟知している中高年サラリーマンの皆様におすすめのプログラミング言語は繰り返しますが、
ズバリ「Python(パイソン)」です。
その理由は、以下の通りです。
40,50代の皆さんは、今までの会社生活で様々な修羅場をくぐりぐけてきたはずです。そこから得られた知識や経験は何物にも代えがたい宝物だと思います。しかしそんな知識や経験も徐々に忘れ去られて「昔はこうだった」などというと煙たがれる始末。でもちょっと待ってください。まだまだその知識や経験は十分に生かすことはできるはずです。
まだまだ産業界ではDXを進めよう!といっているもののあまり進んでいないのが実態でしょう。そこにチャンスがあります。
新しい武器であるPythonのスキルを手に入れ、あなたの知識や経験を活かすことで、新たな付加価値が生まれてくるでしょう。まだまだその付加価値で会社生活は面白くなってきますよ♪。
Pythonの学習方法
でも何から勉強していくのかがわからない
よし、じゃぁPythonを勉強するぞ!と意気込んでみたところ何からどうやって学習していくべきかわからないですよね。(;´∀`)
わたしも最初はよくわからず、闇雲に色んなものに手を出してきました。結果的にだいぶ遠回りで学習してきたなぁと感じています。今思えばもっと効率的な学習方法で最短距離でスキルを手にいれられたなぁと思います(笑)
ここでは、本記事では本サイト管理者の苦い経験を元に最短で確実に身に付ける効果的な学習方法をご紹介いたします。
Pythonができる環境をつくる
何はともあれPythonができる環境をつくっていきましょう。Pythonのインストール方法はいくつか方法がありますが次の記事を参考に自分にあったPythonの環境を構築してみてください。
Pythonはオープンソースの完全無償のプログラム言語ですので、ご自分のPCにインストールしてみてください。
AI、機械学習の基礎を学ぶ
Pythonの環境が整いましたら、まずは基礎を学びましょう。何事も基本が大事です。
私は今まで、数10冊のPython本、動画教材、セミナーなどなど、色んな教材に手を出してお金と時間を無駄に使ってきてしまいました(´;ω;`)
それなりに知識として定着したものもありましたが、もっと最短で学べる方法があったはずだ!と今なら言えます。その経験をふまえて、この方法であれば無駄なく基礎が身につくだろう学び方についてご紹介します。
統計を学ぶ
えっ、AIを学びたいのになんで統計なんや~と思うかもしれませんが、AIって実はやっていることは意外にも古典的な統計的な手法を用いているケースも多くあって、AIの考え方の基本になっているからなのです。結果的に統計の知識を持っておくことがAIを理解する上で最短の道のりとなるのです。
しかし統計と聞いて拒絶反応を示した方もまずは聞いてください(^^)。統計って意外に身の回りにある身近なかわいいやつなんです。例えば、視聴率、世論調査とか学校の偏差値とか。とはいえ、統計って難しいっていうイメージありますよね。私も拒絶反応がでたくちです(゚Д゚;)
また、参考書などは難しいものが多く2,3ページも集中して読めません(私です。はい。滝汗)
そんな方でも集中して楽しく学べるのが動画での学習です。AIを学ぶ上で最低限必要な統計の基本知識は動画でちゃちゃっと学習しましょう。さらに無料で学習できるんです♪
無料の統計のおすすめ学習教材
gacco
gaccoとは、JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)に加盟している(株)ドコモgaccoが提供しているサービスでなんと全て無料で公開されているんです。
人生100年時代を見据えて、様々な学びの場を提供しています。我々にとってはありがたーいサイトです。さまざまな学びのカリキュラムには統計やAIに関する講座も豊富にありますよ。
講座内では章ごとにテストが用意されて理解度を計れるようになっていますので自分自身の理解度チェックに役立てるのもいいかなと思います。また終了時には終了証が発行されますので、これまで学習した証明になりますし、なんといっても勉強した~といった満足感、実感がわいてきます。
カリキュラムは入れ替えながら運営しているようですが、常に統計やAI関連の基礎講座はラインナップされておりますが2021、22年時点のおすすめはこちらのカリキュラムです。
また使用する資料はほとんどがダウンロード可能ですので何度も見返して学習することができるのもうれしいですね。
ここでは、統計の基礎からデータサイエンスの基本的な考え方を学ぶ上で厳選した3つの講座をご紹介いたします。いずれも堅苦しさはなくとてもとっつきやすい内容となっているため、どんどん進められます。また全て無料なのでお財布にも優しいですよ。
統計の入門
こちらの講座は、統計と聞いて震え上がった方にはとってもおすすめの講座となっています。
統計の初歩から学ぶことができ、難解な数式などは出てこず、どちらかというと統計が必要な理由、重要さを教えてくれます。AI、機械学習を学ぶ上での前提知識として本講座を学ぶことでデータの裏側にある本質的な部分を見極める事の重要さを理解することができるでしょう。
統計とは「すべての学問のための学問である」 By C.R.Rao(とっても有名な統計学者)
《特別開講》社会人のためのデータサイエンス入門
こちらの講座は、データに基づいて課題を解決する為にはどのように統計を活用していくべきかといった視点で、実際の業務に対して統計的なアプローチの方法や考え方を学ぶことができます。私たちの大きな目標のひとつは、現在の業務に付加価値を付けていく事なので特にこの学問である統計と業務を結び付けていくために必要な講座です。是非とも何度も見直して実際の業務に統計的考え方を取り入れていきましょう。
AI・データサイエンス基礎
全部で5章からなっている講座ですが、まずは第1章から第3章までを目標に受講をしていけばいいかなと思います。そこまでで十分にAIの基礎的な部分を学ぶことができます。特に実際のデータの取り扱い方からプロジェクトのすすめ方を図解で丁寧に説明してくれますのでご自分の業務を思い浮かべながら受講していただくことで社内のAI、機械学習の適用のイメージがわいてくるでしょう。4章以降はディープラーニングに入ってきますので、おいおい受講すればいいかなと思います。
コードを書いてPythonの実践
さて、いよいよ手を動かしてPythonを動かしていきましょう。
Pythonの実行を学ぶには、有料になってしまうのですがUdemyがオススメです。Youtubeでも優良なチャンネルが多くあり学ぶことはできますが、やはり断片的な知識になりがちなので、マスターするためには少し遠回りになってしまいます。なので体系的にまとめられている動画教材であるUdemyがおススメです。
気になるお値段ですが、普段の値段は一つの講座が2万円~3万円など高くてなかなか手を出すのに躊躇してしまいますが、実は頻繁にセールを実施しています。体感で2回/週くらい。
セールではなんと90%Offなんかは当たり前で、1500円~2000円程度で購入できます。(何かと出費の多いお父さんには優しい。。)
Udemyとは、オンライン動画学習サービスのひとつで
学習カテゴリーは多岐にわたり2021/10現在では15万件以上のコースが存在しております。
かずあるコースの中でも特にプログラミング、とりわけPythonに関するコースはとても多く10,000件以上あります。下記のUdemyのサイトから自由に選ぶことができますよ。とはいえ多すぎて何がいいかわからなーいという方は次におススメの3つの講座をご紹介しますね。
Pythonのコードを書いて覚える Udemyのおすすめ教材
Udemyの講座を10本以上受講してきた私が自信をもってオススメする講座は次の3つです。
次の学習ステップごとに受講すると効果的ですね。
【ゼロから始めるデータ分析】 ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門
初期:【ゼロから始めるデータ分析】 ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門
費用:19,800円→1,820円(セール)
2万人以上が受講している人気講座です。
Pythonの環境構築からコードの書き方まで丁寧に説明してもらっています。受講する事で迷うことなくPythonを動かす環境構築ができると思います。内容はまずは難しい数式は置いておいて、コードを書く楽しさを感じてもらえる講座になっており、実際のデータコンペのデータを使ってデータ分析を進めます。そして分析コンペに自分の作成したAIの結果を投稿する一連の流れを講師と一緒に実施しており、データ分析者、データサイエンティストに一歩近づいた実感が味わえますよ。
是非、受講いただきこの実感を味わってください。
【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 – 初級編 –
中期:【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 – 初級編 –
費用:15,000円→1,610円(セール)
4万人以上が受講しているとっても人気の講座です。なんといっても講師の吉崎さんが考え方を手書きで図や数式を書いて説明しているところが斬新です(^^)/。とっても頭のよいお兄さんに隣で教えてもらっている感覚です。
数式の意味から理解できる為、AIを仕組みからきちんとを理解してつくることができると思います。全部で4.5時間ですが、楽しみながら受講できましたので私は2日程度で受講できましたし、今でも見返して理解を深めています。本当にこれで1,500円でいいの?という内容だと思います。さらに詳しく学びたい方は中級編も用意してありさらに理解を深めることができます。
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
後期:現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
費用:24,000円→1,680円(セール)
7万人以上が受講しているUdemyの中でも特に人気の高い講座です。
Python 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを学ぶオンライン講座
シリコンバレーで現役でエンジニアとして働く酒井さんがこれでもかというほど、Pythonについて基礎から応用まで語ってくれます。特徴的なのはIT企業の日本とアメリカの働き方の違いやシリコンバレーでのIT業界での働き方も紹介されており、プログラミング業界TOPクラスの実情が垣間見え、すこしドキドキします。28.5時間という長時間の講座ですが、自分に必要なセクションをピックアップして受講するスタイルがいいかもしれません。
この講座も繰り返し見て理解を深めることのできる教材です。
Python学習 初級者向けおすすめの本
まずは「Python1年生」です。
その名の通り、Pythonの超初心者向け入門書です。しかし侮ることなかれ、基本構文はしっかりマスターできるようになっています。表紙にもあるようなかわいいイラストでヤギ博士がフタバちゃんに教えていく会話形式ですすめられます。絵もかわいくて読んでいてほっこりしてしまいます。簡単なおみくじプログラムやBMI値計算プログラムなどを記述することでしっかりと基本構文を学ぶことができます。最終的には手書きの数字を画像認識のプログラムで予測するアプリをつくるところまで実施しますよ。Pythonを含めプログラミング自体初めての方でも肩の力を抜いて気軽に学習できる本です。
ときたら続いて「Python2年生 データ分析のしくみ」です
こちらはPython1年生の続編になります。再びかわいいイラストでヤギ博士とフタバちゃんコンビで学習をすすめていきますよ。2年生になると「データ分析」について学びます。統計の基礎を学んできた方であればすいすいと読み進められると思います。また学んできた統計的手法をPythonで実装する方法についても学ぶことができますので、統計の基礎とPythonが結び付く実感がわくのではないでしょうか。統計の基礎を学習していなくても、ヤギ博士が丁寧に教えてくれていますので心配無用ですよ。最終的にはアヤメのデータを使って、Python上でデータの特徴を可視化、分析するところまで実施しますので、手法については実務でも参考になることでしょう。データの見方、データをPythonでどのように処理、表現していくかが学べる一冊です。
つづいては「スッキリわかる Pythonによる機械学習入門」です。
教師あり学習の分類、回帰問題、教師なしの次元削減、クラスタリングなどのひと通りの機械学習の基本的な手法を学ぶことができます。また外れ値の除去方法やモデルの構築方法なども解説されており、実践でも見返し活用できるでしょう。忘れがちなPandasの定型コードが一覧で記載している点もうれしいですね。機械学習を学ぶ上で最初に通る本としては一押しの良書です。
AI,機械学習の実践
実務で課題をみつける
現在お勤めの会社の業務課題を今まで学んだAIの知識をフル活用して、AI・機械学習を適用できるところがないかを調べてみましょう。
職種により違いはあるかもしれませんが、例えば営業の方であれば・・・売上に関するパラメータを集め相関をとってみて、機械学習できないかな?製造業の方であれば・・・品質のばらつきの原因を各種パラメータとの相関や特徴を使って予測できないかな?サービス業の方であれば・・・客単価とメニューや天候などのパラメータとの相関や特徴を使って売上の予測ができないかな?等々
何はともあれ、学習しただけでは身に付きません。なんといっても仕事に落とし込むのがAI・機械学習をマスターする上では最強のメソッドになります。
そこで出てきた疑問は、今まで学んだ統計とAIの講座を再度見返して解決していくことで腹落ちをしながら理解を深める事ができるでしょう。
しかし、それでもまだまだわからない事はでてくると思います。そんな時はグーグル先生で検索してみましょう。世界中でPythonは使われているので、あなたの悩みは世界中のだれかが既に解決してくれています。きっといいヒントにたどり着けると思いますよ(^^)
実践ではつまずく
独学のいいところは、自分のペースでしかも費用をそれほどかけずに学習できることなんですが、独学で学んでくると、自分ひとりでは解決できない問題がでてきたり、考え方が凝り固まってしまったり、孤独を感じたりと壁にぶち当たってきます。
そのような時には、誰かサポートをしてくれる人がそばにいてくれたら心強いですよね。身近にそのような人材がいればいいのですがなかなかいません。そんな時にブレイクスルーとなってくれるのがプログラミングスクールです。費用は安くはありませんが、自分自身の知識の定着化とAIのアイディアや問題解決を行えることができます。
プログラミング教室でつまずきを突破
今まで独学ながらも基礎を学んできたので、講師の言われていることは十分理解できる状態にあります。なので一から学習というよりは、実務で解決したい課題に対して、自分の疑問をぶつけて一緒に解決していくことを中心に考えてもらうことができます。
そうすることで自分の理解がさらに深まり強固な知識に変わっていくはずです。またプログラミングスクールの講師からは、基礎学習では学ぶことが難しい応用力も学ぶことができるので、より実践に使えるAIの開発が可能になるでしょう。
実務の課題を解決していくことで会社内でも、より付加価値の高い存在になり、役職定年やセカンドキャリアでのスキルも順調に成長させることが期待できます。
ただし、プログラミングスクールにもさまざまな特色があります。タイプは大きく二つに分けられ、一つはエンジニア転職を主体に考えてカリキュラムを組んでいるスクール。もう一つはフリーランス、副業としての学習を支援する教室です。
ここまで読んでいただいた方は、おそらくエンジニア転職というよりは現在の業務に付加価値を与えたいという方が多いと思いますので、後者のフリーランス、副業支援としての教室を選ぶことをおススメします。そのような教室ではカウンセリングに基づいたあなただけのオーダーメイドのカリキュラムを設計してくれる教室もありますので、ご自身に合った教室選びをすることが重要になってきます。
実際に、受講料も安くないので、もしもプログラミングスクールを使うのであれば良く考え、自分にピッタリの教室で、満足のいく学習を受けるようにしましょう。
プログラミングスクール主要8社を40,50代のPythonのAI、機械学習の習得、付加価値向上という視点で本サイト管理者が実際にスクールにヒアリング、カウンセリングを通して得た情報を元に徹底比較してみました。長くなってしまいますので別記事にまとめています。参考としていただければ幸いです。
まとめ
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。40,50代のサラリーマンはこれからの人生をどのように設計していくか大きな岐路に立たされていると感じています。ただ何も考えなければこの岐路に立っていることすら気づかないかもしれません。少しでもこれからの人生を豊かに充実したものにするには、何といっても「行動」することが大事です。まずは初めの一歩を踏み出しましょう!!
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